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金管楽器 Brass instruments

■Horn 音域:F1-F4

音域:F1-F4ホルンは全くヴィブラートをつけずに演奏されます。低い音域では効果が悪くただ長い持続音だけに使うのが、高音では弱い音を避けるのがよいでしょう。

ホルンは普通ペアで使われます。そのためホルンは全然使わないか、使うのであれば2本のペアで使うことになります。ソロや静かなフレーズの場合はそうだと限りませんが。完全編成では4つのホルン(2つのペアのホルン)を使います。

静かに演奏するとその甘いやわらかな音色から表情的なソロ・フレーズに、特に中音域で、非常によい効果があります。また、強い奏法の場合によって荒々しい音を出すことも出来、低音や高音になる程顕著になります。

和音でのヴォイシングは密集位置において最良の音が得られます。また、静かな持続音と、あまり動かない声部によってオーケストラに厚みを出したり希薄さを防ぐのに効果的です。他の楽器との混合もよく、特に木管楽器とはよく混ざり合います。

空気の流れを止めてしまう程ホルンのベルの中に手を深く差し込んだり、ミュートをつけて勢いよく奏すると、金属的な鋭い音を出すことができます。この効果は強烈な音や不気味な感じを出したいときにとっておくのがよいでしょう。


■Trumpet 音域:E2-F5

音域:E2-F5トランペット奏者なら誰でも通常音域を問題なく吹奏することができます。それ以上の高音域になると確実な演奏が困難になってきますので注意しましょう。メロディーやファンファーレなどで使われる短いスタッカート、軽快な旋律も可能です。

トランペットの高い輝かしい音は魅力があり使ってしまいがちになりますが、やりすぎるとその効果がなくなってしまいますのでなるべくハイライトの部分まで残しておくのが効果的です。

ユニゾン、オクターブまたは、クローズポジション(オクターブ内にある密集位置)のヴォイシング(音の配列)が一番効果的です。和音を充実させるためにはクローズポジションを、旋律を強めたい場合にはユニゾンかオクターブにするのがよいでしょう。

■Mute Trumpet

トランペットにミュートと呼ばれるものをつけて音色を変化させることができます。ミュートには以下のような種類があります。

Straight Mute(ストレート・ミュート)
高音域や中音域で鋭い、クリアーな音色を出すことができます。
Cup Mute(カップ・ミュート)
柔らかく甘美な音色です。
Harmon Mute(ハーモン・ミュート)
音源に収録されているのがこの音です。別名ワウミュート。

やわらかく静かに吹くと親密な暖かい音色が、逆に強くふけば刺激的なサウンドを作ることができます。曲の雰囲気に応じて使い分けましょう。ヴォイシングはトランペットと同じように扱います。ちなみにギターのワウはこのハーマン・ミュートの効果をすることからきています。

■Cornet 音域:Trumpetの項参照

コルネットはトランペットよりやわらかい音がします。トランペットとフリューゲル・ホーンの中間の音色と思えばほぼ間違いないでしょう。音域や扱い方はトランペットと同じです。しかしコルネットの音はトランペットよりも控えめな感じなので繊細なソロ楽器の方が向いています。

■Flugel Horn音域:E2-G4

音域:E2-G4コルネットよりもさらにやわらかい音がします。トランペットの音域とパワーには欠けますが、ソロやオブリガード、ユニゾンで使用されると大変効果的です。強い音ではなくて、静かな音で使うの方がよいでしょう。

低音が豊かななので静かなソロに使用するのが効果的でしょう。あまりオーケストラでは使われませんが、吹奏楽やジャズ、ポップス等では色々と使われています。


■Trombone 音域:E1-B3

音域:E2-B3通常音域では問題なく演奏することができます。ユニゾンやオクターブ、また密集位置、開離位置、いずれも美しい響きがします。

やわらかい和音であれば、開離位置で比較的低く、強烈な輝かしい効果を狙うならば、高位置に開離か密集で置くのがよいでしょう。金楽器特有の強烈な音だけではなく、やわらかい和音は豊かなで、弦、木管、またはホルンのソロに美しい背景を作ります。トランペット同様にミュートを使うこともできます。

■スライド・ポジションについて

この楽器は可動なスライドで管の長さを変えることによって音の高さを変化させます。それぞれ異なった音列を与える7つのポジションがあります。

1ポジションはスライドを閉じた状態で、番号を重ねるごとに伸ばしていきます。このため大幅な変更をする早い動きは避けるべきです。また、グリサッンドは離れた2つのポジションを移動して行われるため、1ポジションでは無理です。

■Bass Trombone 音域:F0-F3

音域:F0-F3普通オーケストラでは2つのトロンボーンとバス・トロンボーンの3つによりトロンボーンのセクションを組みます。バス・トロンボーンは管が追加されていて、さらに低い音を出すことができ、金管楽器群に低音域にパワーと深みを与えます。

最も低い音域で演奏されたとき、バス・トロンボーンは金管楽器群に力強いアタックを与え更に深みを得ることができます。大部分のバス・トロンボーン奏者はトロンボーンと同じ音域を演奏することができますが、譜表で示す以上の高い音を使うことはありません。


■Tuba 音域:D0-Bb2

D0-Bb2この楽器は普通金管楽器群の最低音として使われます。大抵トロンボーン、特にバス・トロンボーンと共同して低音を支ます。チューバの低音はトランペットやトロンボーン群に確実な低音を与えることができます。

強い場合には音質の点で、チューバの鈍い音とトランペット、トロンボーンの鋭い発音の間に違いが出るので、低音をバス・トロンボーンに取らせて、オクターブ低くチューバで重ねると効果的です。チューバはやわらかく奏するとホルンとよく混合されます。また、トロンボーン群と独立したベースとして使われるとき、チューバがやや低くおかれると、非常によい結果が得れます。

かなり早いフレーズやソロにも使える柔軟性に富んだ楽器ですが、使い方に慣れていない場合は、単純に低音を取らせる方がよいでしょう。、またチューバのパートは低く保つようにした方が安全です。


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