第1話 音



(1) 倍音
(2) 音の種類
(3) 楽音の性質



(1)倍音 harmonic overtone 英 )

ある音を楽器で奏すると、
その音の整数倍の振動数の音(その音が100Hzの場合、200・300・400・・・の音)が同時に発生します。
これらの音の事を倍音といいます。
100Hzの音を奏した場合、大小の差は有りますが、200・300・400・・・の音も同時に鳴っています。
この、最初に奏した100Hzの音を「基音」といい、
それ以外に派生する音をその倍数に応じて、第~倍音(第2倍音など)と呼びます。

C1の音を基音とした場合の倍音列
倍音には楽器の構造や奏法、
音の高さ等によって強く響くものがあり、
それらが様々な形で発生します。
この状況は、オシログラフにより
波形として見ることも出来ますが、
人間の耳は聞こえた音を直感的に分析し、
音色や音質を感じ取ると同時に
発音体の種類や基音の高さまで明確に
識別する機能を持っています。



~倍音列の求め方~

倍音列は、次のように求めることが出来ます。

基音 同名音



基音の同名音(C2・C3 等)は、
次のように第2・4・8・・・倍音上に現れます。



第3倍音とその同名音





第3倍音は、第2倍音の完全5度上に現れ、
その同名音は6・12・・・(□印)の倍音上に現れます。



第5倍音とその同名音




第5倍音は、第4倍音の長3度上に現れ、
その同名音は10・20・・・(○印)の倍音上に現れます。



第7倍音とその同名音





第7倍音は、第6倍音の短3度上に現れ、
その同名音は14・28・・・(○印)の
倍音上に現れます。



第9・11倍音とその同名音





第9・11倍音は、
第8・10倍音の長2度上(◇印)に現れます。
ちなみに、ここには書いて有りませんが、
第13倍音は第12倍音の短2度上に現れます。



ここまでの説明を整理すると、このような仕組になっていることがわかります。

倍音列の仕組み



<補足説明>

*・・・C3=MC(真中のドの音がC3という意味です。)(上へ戻る)



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